教室レポート:SEA英語教室(神奈川県川崎市)
Teachers-Place.com で情報交換しながら日々の英語指導に励む先生って
どんな人? どんなレッスンをしているの?
ここでは、実際のレッスンを取材した、ほかでは見られない
貴重なレポートをお届けします!
SEA英語教室(神奈川県川崎市)
※山田先生は転居により本教室を閉じられました。現在、記事のテキストのみ閲覧いただけます。(閉校の際、とてもきめ細かに在籍生の皆さんの学習先を探して引継ぎをされていたこと、書き添えておきます!)
運営・指導担当: 山田 早苗(やまだ さなえ)先生
大学で英語を専攻後、ラジオ英語番組・通信教育などを活用し、音声面を中心に英語学習を続ける。
結婚・長女の出産を経て、1990年に自宅で英語教室を開く。夫の転勤に伴いタイのバンコクに5年居住、現地で長男を出産。帰国後ふたたび自宅で英語教室を開設し、現在に至る。
教室で児童に英会話を教えるかたわら、ALC英語学習カウンセラーとして通信教育受講者の質問に答えている。
IIEEC認定講師資格、J-SHINE小学校英語指導者資格、ESAC英語学習アドバイザープロフェッショナルレベル資格を持つ。
「日本人は英語ができない、と言われる理由の1つは、音声のインプットの少なさだと思います。でも、早いうちから英語教育をスタートすれば、英語の速さ・発音・音のつながり・抑揚などで苦労することは少なくなると思います。」
「教室では仲田利津子先生考案の『MATメソッド』を使い(※)、ただ先生の英語を繰り返して言うだけでなく、自分で英語の文を作って発表したり、他の生徒と質問し合ったりさせることで、受け身にならずに英語学習ができるよう心掛けていします。
また、自分の身の回りの人や物事に好奇心を持ち、自分の言葉で表現できる子、意見を持てる子が育ってほしいと考えています。」
※MATメソッド: 先生がモデルを示し(Model)、生徒が動作しながら(Action) 英語を言う(Talk)のを特徴とした、子どもの英語教授法。
取材したクラスについて
小学5年生クラス(5名)、70分間
レッスンは原則として週1回 (年間45回)(取材:2012年1月)
レッスンの流れ
・あいさつ・歌・発表会に向けたスピーチ練習
・リーダーを決め、子ども同士での英語Q&A(質問とその答え)
・知っている表現を使って話す「Tell」
・テキストの英文を練習
・読みの練習と単語テスト
レッスン風景より
ポスターを見ながら、今まで学習したことを参考に一人ひとりが英語の文を作って話す、
“Tell”(「伝える、話す」という意味) のコーナーです。
先生も子どもたちも乗ってきて、笑顔が出てきました!
小学1年生からこの教室に通っているという子どもたち。
先生の英語による指示にもしっかりついていきます。
今回のレッスンでは、テキストやカードを使いながら、
家具や部屋の名前を使って英語でのやり取りを練習しました。
“Where is the lamp?
–It’s in the living room.”
(ランプはどこにありますか。
居間にあります。)
“Is there a bed in the bedroom?
–Yes, there is. / No, there isn’t”
(寝室にベッドがありますか。
はい、あります。 いいえ、ありません。)
山田先生に、「英語が得意になる子の共通点や、親御さんへのアドバイスは?」と聞いてみました。
― 英語を話すときには、姿勢の良さ・呼吸の深さなども関係してきます。体をよく動かして、声をよく出し、多くのことに好奇心を持ったお子さんの英語上達は早いですね。
また、日本語で表現する能力を育てることも大切です。普段からお母さんやお父さんが、お子さんの話を聞いてあげて、「話し上手」な子に育てるのも大切だと思います。
「うちの子は何も話さない」という親の中には、人の話を聞くのが下手な人がいます。小さいころから、順序立てて、自分がしたこと、見たことを話せる子に育てる、そのために親はじっくり話を聞くことが大事です。
2人、3人の子が同時に「聞いて、聞いて」ということもよくあるので、子育て中のお父さんお母さんは「聖徳太子」にならなくてはいけませんね(笑)。
教室の取材に快く応じてくださった山田先生、生徒さんたち、
保護者の皆さま、本当にありがとうございました!
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